工法・構造
工法・構造の種類 Part.2

○鉄筋コンクリート(RC)造

現場で鉄筋を配筋して枠を組み、コンクリートを流し込んで組み立てる工法。 鉄筋コンクリート造には、梁と柱で荷重を受けるラーメン構造と壁で荷重を受 ける壁構造の2種類がある。基礎から屋上まで一体化してつくるので安定感 がある。
耐火性・耐久性・遮音性に優れる。 引っ張りに対する力に強い鉄筋と、圧縮に対する力に強いコンクリートの組み 合わせによって、高い強度を持つ。大空間をつくることも可能。
躯体自体に重量があるため、強い地盤と十分な基礎工事が必要。 工期も6ヶ月以上と長く、ほかの工法よりもコストが割高になる。

○プレハブ工法

工場で規格生産された壁・床・屋根などの部材を現場で 組み立てる工法。 構造体の種類によって木質系、鉄骨系、コンクリート系な どがある。 プレハブとは「前もって製造された」という意味をもつ。
大部分が工場で生産されているため、手間がかからず、そ の分工期も短縮できる。 安定した品質を持っている。
設計の自由度は低い。現場ではクレーンを使って組み立 てることが多いため、前面道路が狭かったり、敷地に十分 な広さがない場合は施工できないこともあるので事前の確 認を要する。

○軽量鉄骨造と重量鉄骨造の違い

軽量型鋼と呼ばれる鋼材で建物の骨組みを仕上げるのが「軽量鉄骨造」。 厚さ6mm超の鉄骨を用いて柱と梁を支えるのが「重量鉄骨造」。 重量鉄骨造の方が耐用年数も長くなります。

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